神 説 天地創造
序 章 スベテノハジメニ
あなたは神の存在を信じますか？
あなたが信じる信じないに関わらず、この大宇宙の中であなたと言う存在を誕生させ生かし続ける、大きな力があることは否定することは出来ないはずです。
あなたの存在だけでなく、この大宇宙の全て、小は目にみえない微生物から大はこの宇宙そのものを生かし、活動させている力こそを神といわずして何と言えば良いのでしょうか？
神とは概念ではありません、厳然として存在する全てのパワーなのです、全てが神の中にあり、全てが神の現れなのです。
はじめに、神の存在について
神とは全てであり、人智では計り知れないものなのです、太古より人は神を偶像化し形を求めようとしましたが、神は形なく全ての現れが形なのです。したがいまして、既存の宗教のような偶像化、具現化したものが神の形ではないのです。
それではそれは間違っているのか？いいえ、間違いではなく、あくまでも神の存在を知らしめるために人が作り出した方法なのです、先に述べたように全てが神の現れであるのならば、路傍にころがる小石さえも神そのものなのです。巨石信仰、山岳信仰は大小の違いだけで同じ事ではないのでしょうか？
ゆえに、神の全てを人智で捉えることは出来ず、神は人に、ほんの一部分を見せてくださるだけなのです。
その一部分のお話を次章より掲載します。
第一章 始まり
始まりの世界は何もなかった。ただ、神の意識（気、想い）だけがあった。その意志はやがて
分離と融合を繰り返しはじめた、 そこには時の流れもなく物質もなく、 ただただ、
意識だけが
よどみとなり幾度も分離と融合を繰り返した。
分離と融合の繰り返しがエネルギーを発生させ、エネルギーもまた分離と融合を繰り返した。
やがてそれらが、一つの型となりはじめた。
神の意識の分離と融合は一つの型を陰陽、表裏をもたせた、やがてその型は個々にエネル
ギーを持ち素粒子を形成し物質としての形を成していった。
形は神の意識の中で、ぶつかり合いエネルギーを発生させより大きく分離と融合を繰り返し
より大きなよどみとなり、形となった。
形は１つの意識によりつながり、 整然と動いた、融合しあうものはその必然性によりぶつ
かり合い融合し、必要外のものは分離し本来の形へと同化した、そして全てのものが一つ
の意識につながり具現化していった。
意識はやがて宇宙をつかさどり、物質として生成されたエネルギーは、より多くの物質と融
合しあい、より大きなエネルギーと成長していった。
やがてそれは１つの塊となり次第と形となり、宇宙としての形を作り上げていった。
宇宙の中のエネルギーは、より凝固し物質としての形を現していった。そして世界は始まった。
