中岡先生
東山動植物園の感想ですが,楽しく参加させていただきました。始めの職員さんのお話は,難しいところがあり,なかなか内容が分からないところもありましたが,多くの資料をいただいたのでよかったです。私は,動物園をメインとしてしか行ったことがなかったので,植物園の法の魅力を感じ取ることができました。「シモバシラ」はぜひ,見に行きたいと思います。温室や回りの風景も楽しむことができ,もっとゆっくりとまわれると良かったなと思います。

日比野先生
東山植物園見学会では,植物会館・学習室と温室以外の野外では冬の寒さの中での見学となった。植物には無学な私ではあったが,シデコブシ,マメナシ,シラタマホシクサなどは,周伊勢湾要素植物群の東海地区固有種または準固有種であることを知ると,その貴重さとともに親しみを感じることができた。講師をしていただいた植物園の藤井さん,世話係の鈴木先生に感謝!

鈴木智先生
東山植物園は,以前から好きな場所で何度も通ったことがありましたが,冬この時期に歩いたことはなかったので,新鮮な気持ちになりました。「寒い」という理由で敬遠していましたが,いろいろなきれいなものも見られましたし,この季節ならではのものもあり,参加してよかったと思いました。やはり,詳しい方と一緒に園内を歩くと,興味深い話がたくさん聞けて,それも良かったです。植物だけでなく,地質や歴史などの話が聞けたのは思いのほかうれしいことでした。

鈴木伸先生
名古屋市内とは思えないほど緑豊かで,四季折々に散策・植物観察など,いろいろな楽しみ方のできる東山植物園の見学ができたことはとてもうれしい。常日頃実験に重みを置く傾向にある中学校の理科では,生物の観察にも力点を置くことが必要ではないかと考えている。この見学会では,職員の藤井さんの案内で,園内を見学し温室内のシデコブシや屋外のビオトープなどを説明していただき,植物への関心が少し深まったような気がする。

田中先生
植物園の運営の矛盾(多種多様な植物を提供するため,育ちすぎないぎりぎりの環境を作っている)が物悲しく,園の職員もだが植物も大変なのだと分かった。普段は見過ごしてしまう植物園の樹木だが,とても貴重で希少なものがたくさん育てられていることも分かった。不思議に思っていた今年の蝋梅の葉が落ちない理由も説明してもらえ,面白かった。観察を終えた翌日,全国のケヤキに葉が縮れた異常現象が見られ,環境の悪化を植物か警鐘しているのではないかという記事を見たのだが,その点について話がなかったのがとても残念である。シモバシラに霜柱がついているところを見てみたかった。

山内先生
何年ぶりになるでしょう。子どもが小さい頃に動物園までは出かけましたが,植物園はその寄り道程度にしか行ったことがありませんでした。フタゴヤシのかわった実,豆梨,あづき梨,シモバシラなど身近な植物についての知識を増やすことができたこと,植物園では西山的な場所ではなく,鑑賞期間を長くするために,植物に図れない程度の生育をさせていること,ビオトープは来るものは拒まず,しかも多くの動植物が世界を作れるように設計することなど学芸員がいて初めて分かることばかりで,関心を示す内容がまた一つ増えてきました。

広田先生
私は植物のことをよく知らないので,勉強になりました。植物園はお正月によく行く場所で,温室が昭和12年にできたものとは知りませんでした。ビオトープが作れるといいのだけれど,と思っていたので,植物園のものが参考になりました。また春になって,暖かくなったときに行ってみたいと思います。