流  氷

オホーツク海に来る流氷は、ロシアのアムール川から流れ出て、海水が薄められて11月頃
より凍りつき、2月頃に北海道へ漂着するそうです。温暖化により接岸の時期が遅れたり
するそうです。
流氷見学も自然にまかされているために、たどり着いても気温の変化や風向きによって、
遠く岸から離れてしまうそうです。
この日も7時頃には、岸辺の近くにあったものが、流氷砕氷船に乗船した9時半ごろには遠くに
離れてしまい、追っかけ追っかけし、追いつくことが出来ました。
このまま行けばソ連に拿捕されてしまうのではないかとの、声も上がっていました。
流氷には動物性プランクトンのクリオネが一緒にくっついてくるためにニシンなどの魚が、
これを餌にしているようです。だから流氷は観光だけでなく漁獲高に大きく影響するようです。
クリオネはテレビで見ると2〜3p程度に見えますが、何と金魚の餌となるミジンコよりも
小さいものでした。
砕氷船の後を追いながらカモメも歓迎してくれました。普通観光船の後を追うカモメには餌を与えている
のですが、ここでは餌を与えることは漁業に影響するとのことで禁止されています。


北海道の景色