ATP−CP系のメカニズム



1.エネルギーの発生過程 

 (1)通常、体内には約100g程度のクレアチン(CrおよびPCrの形で) 貯えられている。
 (2)腎臓や肝臓で1日2gくらい合成される。
 (3)クレアチンを摂取すると体内のクレアチンリン酸の量が多くなり、瞬発系の競技力向上が期待できる。

 <図表の解説>
   @ ATPがADPとPに分解するときにエネルギーが放出される。
   A 酵素の働きで筋肉内にあるPCrのPがADPと結合し、ATPが再生される。 
      PCrが枯渇するまでこのサイクルが繰返される(約8秒)。





2.サプリメントとしてのクレアチン 

 (1)クレアチンのサプリメントは、米大リーグ サミー・ソーサ選手が使用していることで注目された。 
 (2)日本でもサプリメントとして入手できる。
 (3)1週間くらい服用を継続すると、筋肉内のクレアチン濃度は飽和状態に達する。
    (平常時の+20%くらい)
 (4)しかし、長期・多量服用による副作用については、わかっていないことが多い。


この記事のTOPを表示